平成生まれ が知らないであろう 音楽番組 に出演した 浜田省吾

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最近、スージー鈴木 さんが気になっている。

時々、 スージー鈴木 という名前を見かけることはあった。「ザ・カセットテープ・ミュージック」というテレビ番組とか、『浜田省吾「路地裏の少年」を語ろう』という雑誌の企画とか。『浜田省吾「路地裏の少年」を語ろう』では、川瀬泰雄さん、福田裕彦さんと3人で語っていた。

「浜田省吾 路地裏の少年を語ろう」

浜田省吾が好きな人なんだなぁ。くらいにしか思わず、それ以上の興味を持つこともなかった。

ところが、最近は『 EPICソニーとその時代 』『 平成Jポップと令和歌謡 』という本を執筆されて、一気に距離が縮まったように感じる。

まさに、ストライクゾーンど真ん中。なのである。妙に話の合う友人を見つけたような気持ちになった。

『 EPICソニーとその時代 』(集英社新書)公式プレイリストでは、まだ若かった頃、テレビで、ラジオで、カセットで聴いていた曲ばかりで構成されていて、懐かしく思いながら聴いた。

スージー鈴木 とは、いったい何者なのか。興味本位で検索してみると、1966年11月26日生まれ。丙午であった。

今年の誕生日で55才。浜田省吾ファンの年齢層では、ストライクゾーンど真ん中である。こんなことってあるんだなぁ。と、ちょっと不思議に思ったりする。

スージー鈴木 さんの言う『 EPICソニー 』『 CBSソニー 』という言葉。意識したことはなかったけれど、どこかで聞いたことがある。

アーティストの作品を買うたびに、このアーティストは『 EPICソニー 』で、このアーティストは『 CBSソニー 』と確認して買ったことは1度もないし、買ってからもパッケージで確認したこともない。

なぜ、『 EPICソニー 』『 CBSソニー 』を知っていたのかを考えた時、まだ若かった頃に見た番組が影響しているのではないか。ふと、そう思った。

1971年10月3日から1983年9月25日の12年間に亘って放送されていた「 スター誕生! 」である。ある程度の年齢であれば、ご存じの方は多いと思う。

「 スター誕生! 」の最終盤では、レコード会社や芸能事務所がスカウトをする。その時に、『 EPICソニー 』『 CBSソニー 』『 ポリドール 』『 東芝EMI 』などのレコード会社名を、知らず知らず見たり聞いたりしていたのだ。

まだ若かった頃、子供の頃に聞いた言葉が記憶に残っているのだろうか。

小泉今日子 や 中森明菜 のデビュー前の姿も見ていたのだ。とても貴重な体験をしていた。テレビ局は映像を保管していると思われ、秘蔵映像として公開される日が来るかも知れない。

合格者がいれば、最後はバンザイをして締めくくり、合格者がいなければ「 万歳なしよ 」で終った。悲喜こもごも。うれし涙、悲し涙。スターを夢見ていた若者の姿を見ていたのである。

現代の若者。平成生まれの人は、
・ロッテ 歌のアルバム 1958年5月4日 – 1987年9月27日
・夜のヒットスタジオ 1968年11月 – 1990年10月
・ザ・ベストテン 1978年1月19日 – 1989年9月28日
・ザ・トップテン 1981年4月6日 – 1986年3月31日
などの音楽番組を知っている可能性は低い。

よくよく考えてみれば、テレビのリモコンがなかった時代。チャンネルをガチャガチャ回していた時代で、ブラウン管。ビデオデッキも高額で簡単には買えなかった時代のことで、家庭には1台しかテレビはなかった。

場合によっては喧嘩してチャンネルを決め、家族揃ってリアルタイムでテレビを見ていたのだ。我が家では、父親が不在の時は、母親が見ている番組を一緒に見ることが多かった。

上記の音楽番組が、現代では YouTube であったり、 アベマテレビ であったり、サブスク になるのだろうか。

浜田省吾は、中学生の頃にテレビでビートルズを見ていたという。わたしは、上記の音楽番組を見ていた。この記憶は失われることがなく、鮮明に覚えている。

だとしたら。
現代の若者は、何を鮮明に覚えていることになるのだろう。そう考えると、ちょっと寂しいような気がする。

だから。ではないだろうけど、若者が昭和歌謡、昭和ポップスを聞きいて、ドハマリすることがあるのかも知れない。

わたしが まだ若かった頃は、過去の音源や映像を知ったり、聴くことは容易ではなかった。それが、現代では容易に出来る。

この違いを、いつか、誰かが ひとつの題材として語ってくれることを楽しみに待ちたい。

平成うまれのカリスマが
溢れる世の中についてけない
噂のバンドも気にならない
夢追いベンガル / あいみょん

あいみょんの、「夢追いベンガル」のワンフレーズ。

誰のことなのか。あいみょんは、1995年3月6日生まれ。あいみょんだって、平成生まれ。その平成生まれが、平成生まれのカリスマが こんなことを歌っている。

そして、平成生まれのカリスマは、昭和生まれのアーティストをリスペクトしていることを公言している。そういうものなのだろうか。

夜のヒットスタジオ #95 1979年8月13日

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