浜田省吾は、ポップス(ポップ)ですか。そんなことを浜田省吾ファンに聞いたら、どう答えてくれるだろうか。そんなことを考えた。
「省吾はロックじゃろうが」「若かった頃はポップを歌うとったな」といようなことを想像した。
わたし自身、浜田省吾はポップ。と思うことはない。というか、浜田省吾イコールロックンロール。みたいに思っている。
なんていうか、ポップと聞くと、「え、そうなの?」「なんで、そうなるの?」的に考えてしまう。これは、なぜなんだろう。
どこか、「ポップ」と聞くと、ちょっと軽いようなイメージがあるんだろう。
そこで、浜田省吾はポップなのか。文献をもとに検証してみた。
ジャンル
ロックンロール
スタジアム・ロック
ポップスオリジナル・アルバム『青空の扉 〜THE DOOR FOR THE BLUE SKY〜』を発売。それまでの作品とは打って変わり、ポップで明るい作風となっている。
音楽的なルーツは、10代の頃に聴いていた1960年代のロックやポップス
浜田省吾 – Wikipedia
浜田省吾公式サイトのアルバム「LOVE TRAIN」の解説では、こう書かれている。
子どもの頃夢中で聴いたポップ・ミュージックを下敷きに、メロディーを大切にした2作目。
2作目はとにかくいいメロディーを作ろう、ポップなアルバムにしようということになったんですね。
ポップな感じでいこうというのを意識し過ぎて今度は柔らかく甘くなり過ぎているんですよね。
アルバムはポップな仕上がりだし、二人ともファッションに通じていたので、当時流行のスポーティー・ファッションを取り入れたんですね。しっかりマーケティングされたポップなレコード・ジャケットになってます。
と、ポップを強調する言葉が、いくつも浜田省吾本人が語っている。
浜田省吾が、「ポップ」の一面を持つ。というのは、いつわりのないことのように思える。
さらに。
「昭和ポップス」と「平成ポップス」の差〜第2弾というウェブサイトには、「昭和ポップス」について語られている。
「映画のワンシーンのっぽい情景が思い浮かぶ名曲」として、ビビる大木さんが、浜田省吾の「もうひとつの土曜日」を紹介。熱弁しているのであった。
昭和ポップスは、
「情景が浮かぶ歌詞を歌う」
「女性の心情を男性に歌う」
と書かれているのだけれど、まさに、浜田省吾はストライクゾーン ど真ん中。とんでもない剛速球の投手。
また、浜田省吾 は CBSソニー の5番 指名打者でもあり、二刀流だ。
ここまで書いてきて、浜田省吾は昭和ポップス。ということを、なんとかご理解いただけたのではないかと思う。
今日、こうして、唐突に、浜田省吾 は 昭和ポップス なのかを書いたのは、わたし個人が気になっていることを解消するためだった。
Webサイト「あなたの知らない昭和ポップスの世界」というサイト運営者への猛烈にアピールして知っていただきたかった。
こちらのサイトの、アーティスト一覧を見ると、陽水や拓郎はあるのに省吾はないのだ。
なぜなんだと。陽水や拓郎ほどメジャーではないのか。それとも、省吾を知らないのか。スルーしているのか。それは、わからないけれど。
浜田省吾をアーティスト一覧に掲載してもらいたいという気持ちが強く、黙っていられなくなってしまった。昭和ポップスに足を突っ込んだ若者に浜田省吾を知ってもらいたいと。
Webサイト「あなたの知らない昭和ポップスの世界」の運営者は、平成生まれによる昭和ポップス倶楽部 でコラムを執筆しているという。また、毎月第2・第4金曜日10:30〜 NHK第1「さにーのZOKKON!昭和ポップス」というラジオ番組のパーソナリティを担当。精力的に昭和ポップスの世界を広めようと活動しているお方なのだ。
Webサイト「あなたの知らない昭和ポップスの世界」の運営者さにーさんに、ぜひとも浜田省吾を取り上げていただくことを切望している。
※浜田省吾のファンサイトを運営している「さにー」さんとは別人です
もうひとつの土曜日 (WE ARE STILL ON THE ROAD.)
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