昨日、天気予報では「木枯らし1号が。。。」と言っていたけれど、最大風速が風速8 m/未満で、木枯らし1号ではなかったということを知った。
風速8 m/sと言えば、かなりの強風。今朝だって、風速3 m/s 程度だというのに、かなり風を感じたし、北風が冷たかった。
首都圏の朝6時の気温は、13℃。体感的には10℃。「 そりゃ無理だぜ 」という気温。冬は、もう、そこまで来ているのかも知れない。
そんなことから、浜田省吾の「 木枯しの季節 」を思いだした。
「 木枯しの季節 」は、1977年11月21日に発売された浜田省吾の4枚目のシングル。A面「 木枯しの季節 」B面「 独りぼっちのハイウェイ 」。両面ともアルバム未収録曲。
注目は、編曲を 星勝 が行っていること。1977年には、星勝 は 浜田省吾 は繋がっていたのである。
1989年3月21日には、再発シングルとして『 木枯しの季節 / 涙あふれて 』として発売された。
わたしは、こちらの再発シングル『 木枯しの季節 / 涙あふれて 』を購入した。「 涙あふれて 」は、カセットテープに録音してカーステレオで聴いていたのだけれど、「 木枯しの季節 」を聴いた記憶がない。。。
なんとなく、こんな感じかなというイメージはあっても、はっきりと思いだすことはできなかった。
記憶にないということは、当時、それほど好きな作品ではなかったのだろう。
木枯しの季節 – Wikipedia には、こう書かれている。
浜田が高橋信彦(元愛奴のベーシスト)にマネージャーに就任してもらおうと依頼に行った際、新曲だったこの曲のテープを聴かせた。当時ポップス志向の強かった高橋は、この曲を聴いて「これならひょっとして成功するんじゃないか」と思い、マネージャー就任を承諾した。
木枯しの季節 – Wikipedia
つまり、高橋信彦がイケると思った作品を、わたしは受け入れることが出来なかった。ということかと。まだ若かった頃。青二才。未熟者。恥知らず。何を言われても、否定することが出来ないような失態だったかも知れない。
そう思いながら、ものすごく久しぶりに「 木枯しの季節 」を聴いてみた。
どこか時代を感じる。
だが、それ以上に、切なく、胸に訴えかけてくるものがあることを感じた。悪くない。いや、むしろ、きゅんとした。
売れ線かはわからないけれど、ヒットしてもおかしくなかったんじゃないかと。ようやく、今頃、発売されてから40年以上たってから それがわかった。
高橋信彦がイケると思ったのも頷ける。ここは、素直に浜田省吾に謝らなければいけないな。
もし、「 木枯しの季節 」を知らなかったり、最近聴いていない方は、ぜひ聴いてみて欲しい。きっと、新しい発見があるに違いない。
そして。カップリング曲「 独りぼっちのハイウェイ 」。こちらも、アルバム未収録。編曲は、高中正義。作詞を松本隆がした作品のように、超レアな作品。
「 独りぼっちのハイウェイ 」がお蔵入りすることなく、こうしてサブスクで聴けることを感謝しなければいけない。そして、すごい時代だと改めて感じ、感謝した。
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