浜田省吾のツアータイトル『ON THE ROAD』。この言葉が、この曲がなければ今の浜田省吾はいないのではないか。
40年前の武道館公演セットリスト再現ライブが終わり、そう思った。
武道館公演
アルバム「愛の世代の前に」を引っ提げての武道館公演。
1982年1月の日本武道館公演と前年のホールツアーの広島郵便貯金会館でのテイクを収めたライブ盤を発売するにあたり、タイトルソングがほしいという、当時のディレクターからの要望があって作られたという。
ディレクターの言葉が、浜田省吾の人生を変えた。いや、レールを引いたと言っても過言ではないだろう。
早く休みたいと思いながら作られたという『ON THE ROAD』は、今では浜田省吾になくてはならない曲となっている。
浜田省吾は、何を想い、何をイメージして『ON THE ROAD』を作ったのだろうか。
浜田省吾 メジャー
この道の彼方
約束されたはずの場所があると信じて行きたい
もう一度 孤独に火をつけて
ON THE ROAD / 浜田省吾
この道の彼方、自分の進むべき道の向こうには、約束されたはずの場所に何かがあるから走り続ける。自らに言い聞かせ、自らを奮い立たせるように。
そうして、浜田省吾はサクセスストーリーを歩みはじめた。
導かれた。運命だった。そう言ってもいいかも知れない。浜田省吾の才能、ポテンシャルは、大きく開花していくことになる。そして、ロックスターとして絶大な人気を誇るライブアーティストとなった。
FC特典 メジャー 浜田省吾 ロード&スカイ 会報230号付録 ROAD&SKY オフィシャルファンクラブ 2021.12.31受領
『ON THE ROAD』の解説
浜田省吾公式サイトにあるディスコグラフィー『ON THE ROAD』の解説には、こう書いてある。
「いつまでも1000人から2000人クラスの会場にこだわっていきたい。でも、その前に演っておかねばならない場所もある。そこはどこ?」という文章は自分で書いたけど、その気持ちは今もまったく変わらない。コンサートホールでやるツアーが、オーディエンスとバンドの距離感がいちばん合っている。
姉さんは、スケール感があるアリーナが好きだと言ってたね。両方の意見があると思うんだけど、自分の基本は今もずっとホールツアーだと思う。ファンクラブイベントにしても、大きなところでドーンとやる案もあると思うけど、こうやってホールを細かく回るほうが自分に合っている。
DISCOGRAPHY | SHOGO HAMADA OFFICIAL WEB SITE
この考えこそが、浜田省吾の原点であり、ぶれることがない。
今後、あと何回浜田省吾のコンサートを見ることが出来るだろう。そう思うと、キャパの大きいアリーナクラスでもとは思わずにはいられない。
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