電車で座席に座っていた女性が、おもむろにバッグからワイヤレスイヤホンを取り出し音楽を聞き始めた。
その後、何度かスマホを出しては操作していた。流れている楽曲が気にくわなかったのか、それともSNSでもチェックしているのか。
そして、気づくとカーラーを前髪に巻き始めた。人目を気にすることなく、いつものルーティーンのごとく。降車する直前に作業を終了するのはさすがだ。
そんな風景を見ながら、わたしは いろんなことを考え始めた。
今日は、2021年7月30日 金曜日。カウントダウンが始まったなと。
東京オリンピックの開会式から1週間。閉会式まで1週間ちょっと。日本は、あといくつ金メダルを獲れるだろうか。
あと1週間がんばれば、お盆休み。お盆休みには、新型コロナのワクチン接種。そして、光デビュー。
お盆明けには、浜田省吾公式ファンクラブ会員限定イベントの申し込み。
どれもこれも、重要なイベントだが、新型コロナウイルス感染が急拡大して、どうなるのかが気になりはじめた。
今年は間違いなくあるだろうと思っていた浜田省吾公式ファンクラブ会員限定イベントも、雲行きが怪しくなってきた。
埼玉、千葉、神奈川、大阪は8月31日まで緊急事態宣言。北海道、石川、兵庫、京都、福岡の5道府県には、まん延防止等重点措置が適用されるという。
浜田省吾公式ファンクラブ会員限定イベントは6都市11公演(福岡・大阪・宮城・神奈川・愛知・広島)の予定だが、緊急事態宣言のいくつかの都市が含まれている。
8月中には新型コロナのワクチン接種が進み、9月には感染者が減少していることを願うばかりだ。
浜田省吾公式ファンクラブ会員限定イベントの参加者は50代、60代が中心となるだろうか。浜田省吾も、来年の誕生日には70歳 古希を迎える。
恒例になっていた客席の年齢調査が懐かしい。90年のコンサートツアーくらいから始まったようだが、30年以上が経過した。
客席の年齢調査が始まった頃20歳だった人は、50歳くらいになっている。運命の人と出会い、結婚し、子供が生まれ、子供は成人し、一緒にコンサートに参加。なんて人がいてもおかしくない。
すごいことだなぁ。と、驚くとともに、幸せな時間を過ごしてきたのだろうと思う。
浜田省吾の「日はまた昇る」には、こんな歌詞がある。
闇の向こうに何があるのか
誰ひとりわからない
わからぬことを わずらうよりも
今日 この時を 生きていたい
日はまた昇る 歌詞
浜田省吾は、新型コロナの感染者が増加して緊急事態宣言が発されていた2020年5月1日に「日はまた昇る」の動画配信をはじめた。
あの日、「日はまた昇る」の動画を見て、多くの人は勇気をもらっただろう。わたしも、その一人だ。
改めて「日はまた昇る」を見て、投げやりになることなく、諦めることなく、自分の出来ることをやっていこう。今日を、この時を、生きていこう。改めて思った朝だった。
「日はまた昇る」の動画は、ON THE ROAD 2011 “The Last Weekend”とFan Club Concert 2017の2つが配信中。
日はまた昇る (ON THE ROAD 2011 “The Last Weekend”)
日はまた昇る (Fan Club Concert 2017)
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