『村上春樹だって「ラブトレイン」を聴いていた?!』 を読んで知った村上春樹と浜田省吾の接点

スポンサーリンク
ShogoTime

昨日、浜田省吾のニュースを探していた時、それまで表示されていなかったものを見つけた。

村上春樹だって「ラブトレイン」を聴いていた?!
なんとも、どんな内容なのか気になるタイトル。今年もノーベル文学賞の受賞はならなかったが、村上春樹と言えば、あの村上春樹。

そんなお方が浜田省吾の「ラブトレイン」を?いやいやいや。聴いていたかもという前提。そして、もしかすると浜田省吾の楽曲ではない可能性もある。

過度な期待をせず。清水の舞台から飛び降りる覚悟で(おおげさ)、クリックしてみた。8月20日に公開された日経ビジネスオンラインの記事。

村上春樹だって「ラブトレイン」を聴いていた?!
でも、当時は、浜田省吾はいいな、なんて人になかなか言えなかった。だから僕もマージャンのときに、半分冗談みたいにかけることしかできない。だって、みんなの前ではチャールズ・ミンガスとか聴いていることになっているから。

そもそも、なぜ日経ビジネスオンラインで「ラブトレイン」?と思っていたわけだが、「シーズン4 青春の音楽編・第1回」と表示されていた。

青春の音楽を著者 岡康道さんとコラムニスト 小田嶋隆さんが語り合っているもの。そして、冒頭には、このようなことが書かれていた。

本記事は2013年8月22日に「日経ビジネスオンライン」の「人生の諸問題」に掲載されたものです。語り手の岡 康道さんが2020年7月31日にお亡くなりになり、追悼の意を込めて、再掲載させていただきました。謹んでご冥福をお祈りいたします。

(日経ビジネス電子版編集部)

そういうことだったのかと。8年前の記事だということを理解。お二人の青春の音楽が紹介されていた。

岡康道さんは3曲セレクト。割愛させていただくが、見逃せないのは、コラムニスト 小田嶋隆さんのセレクト。

「恋に気づいて」(1977年)浜田省吾
この時点で、わたしの中での期待値は急上昇。小田嶋隆さんの好感度は、UPしたのはいうまでもない。

やがて、お二人が青春の音楽をユーチューブで再生しながら語り始める。読んでも読んでも、浜田省吾の「は」の字もなかった。

「浜田省吾」という文字を目で追い、流し読みしているが、冒頭は岡康道さんセレクトの楽曲について語っていたことに気がついた。。。

次は小田嶋さんの曲にします。「恋に気づいて」byハマショー。「出た!」という選曲です。

という所から、しっかりと読むこととなるわけだけど。内容がちょっと、ね。

岡:歌詞もいい。切ないよね。

小田嶋:70年代の私小説っぽいんだよ。もっと言えば、村上春樹のデビュー当時の小説にも、空気感がちょっと通じていて。

そして。

小田嶋:この歌は「風の歌を聴け」より前ですから、もしかしたら聴いていますね、あの人も。ビーチボーイズだとかジャズだとかの話をしているけど、実はハマショーだったと。

岡:その可能性はない、とは言い切れないな。だって早稲田だし。

といところが、クライマックスだった。

要約すると、「恋に気づいて」について語り合っている中で、「恋に気づいて」は「ラブ・トレイン」というアルバムの中に入っていると。

そして、浜田省吾の楽曲「恋に気づいて」は、村上春樹のデビュー当時の小説にちょっと似ていると感じて。ビーチボーイズだとかジャズだとかの話をしているけど、実はハマショー聞いてたんじゃないかと想像した。ということ。

つまり。
村上春樹さんは、松本隆さんが作詞した楽曲、浜田省吾の「ラブトレイン」を聞いていたかもということではなくて、浜田省吾のセカンドアルバム「LOVE TRAIN」を聞いていたかも。ということだった。

個人的に、松本隆さんが作詞した楽曲、浜田省吾の「ラブトレイン」を村上春樹さんが聞いていたのかに注目していただけに、残念といえば残念だった。

けれど、楽曲「ラブトレイン」だけではなく、アルバム「LOVE TRAIN」を聞いていたかもと想像した方が、はるかにテンションが上がる話だ。

村上春樹さんが浜田省吾を聞いていたかも。と考えるだけでうれしいし、もしかすると、ずっと浜田省吾を聞き続けているかも知れないのだから。

これって、すごいことだよね?
そうは思わないかい?と問いたくなった。
浜田省吾は、おそらく村上春樹さんの作品を読んでいるだろうと想像する。

もし、わたしの願いが叶うならば、いつか、浜田省吾が村上春樹さんの作品について語り、それがキッカケで対談してもらえたら。

村上春樹さんが浜田省吾のアルバム「LOVE TRAIN」について語った記事が、どこかに掲載されるとか。

さいごに。
故人 岡康道さんとコラムニスト 小田嶋隆さんをご紹介します。

岡 康道(おか やすみち、1956年(昭和31年)8月15日 – 2020年(令和2年)7月31日)
日本のクリエイティブ・ディレクター、CMプランナー。TUGBOAT代表。
岡康道 – Wikipedia

小田嶋 隆(おだじま たかし、1956年11月12日 – )
日本のコラムニスト、テクニカルライター、関西大学文学部客員教授、早稲田大学文化構想学部非常勤講師。
小田嶋隆 – Wikipedia>

このようなお二人が、浜田省吾を知っていたこと。そして、浜田省吾の楽曲を聞いていたこと。それは間違いなく、それだけでもスゴイことだよなぁと思う。

日本に、世界中に、浜田省吾を聞いている著名人は数多くいるはずだ。ひとり、ふたりと、何かの機会に話していただけたら、こんなにうれしいことはないだろう。

浜田省吾のファン。そして、浜田省吾本人にとっても。浜田省吾 デビュー45周年 メモリアルとして各界からの声を楽しみにしています。

追伸

「恋に気づいて」は、1997年1月22日に発売されたセルフカバー『初夏の頃 〜IN EARLY SUMMER〜』でリメイクされた。岡康道さんと小田嶋隆さんは、聞いただろうか。「20代の頃にしか書けなかったであろう瑞々しい楽曲」は、生まれ変わった。小田嶋隆さんには、ぜひとも聞いていただけたらと思う。

Shogo Hamada & The J.S. Inspirations Love Train (Fan Club Concert 2018 / Short Version)

コメント

テキストのコピーはできません。
タイトルとURLをコピーしました