2136。
この数字は、どういったものなのかわかる人はいるだろうか。
では、2136曲だったら?
これでも、わかる人がいるかどうか。わかった人は、その業界に精通した人のみと言えるかも知れない。
今朝、1990年代以降の「筒美京平×松本隆」について (スージー鈴木著)を読んだ。
そこには、こう記されている。
松本隆の作品は全部で「2136曲」
業界の人とはいえ、ここまで調べるのはハンパない。頭が下がる。
このサイトでは、筒美京平×松本隆」の作品。1990年代以降の「筒美京平×松本隆」の作品、31曲の中から厳選した3曲を紹介していた。内容は割愛させていただくので、興味がある方はサイトでお読みいただければと思う。
話を戻すと、松本隆の作品は全部で「2136曲」だという。
この中には、もちろん浜田省吾に提供した「ラブトレイン」が含まれている。
つまり、2136分の1。0.468パーセント。
ものすごく貴重で、レア。職業作詞家 松本隆×ポップなアルバムを作ろうとした浜田省吾の奇跡のコラボ。
村上春樹さんも聴いていたかも?と言われるアルバム「LOVE TRAIN」に収録されている。
浜田省吾公式サイトのディスコグラフィーを見ると、アルバムタイトルは「LOVE TRAIN」。アルファベットで表記されている。
だが、CDのジャケットの帯には「ラブ・トレイン」とカタカナ表記。表紙には「LOVE TRAIN」のアルファベト表記。
帯には、
文句なしにゴキゲン!
ニューポップ・ジェネレーションからついに生まれた
新しいポップ・スター浜田省吾のセカンド・アルバム
の文字。
ロック・スター。ではない。
ポップ・スター。だ。
語弊があり、勘違いされるかも知れないけれど、どうも違和感を感じずにはいられない。これは、あくまでも浜田省吾のファン歴が浅いわたしが感じたこと。
愛奴から。ソロデビューから浜田省吾を応援していたファンは、「ポップ・スター浜田省吾」という文字を見て当時どう思っただろう。幸せ半分 悲しみ半分。ちょっと困惑するような、複雑な心境だったかも。
特にソロデビューアルバム「生まれたところを遠く離れて」でファンになった方は、受け入れがたいと感じただろうし、失望したかも知れない。
アルバム「LOVE TRAIN」が発売された1977年、ファンはどう感じていたのか。それを確かめたくて、手元にある「Blue Train」を見ると1980年2月10日発行で、当時の心境を知ることは出来なかった。
注:「Blue Train」とは
1980年から1983年の3年間 ロードアンドスカイ発足以前に 存在した Blue Train Officeが、2ヶ月に1度発行していた手書きの会報
話は逸れるが、セカンドアルバム「ラブ・トレイン」のジャケット裏面で浜田省吾が着ているニットセーターが、オークションに出品されていたとか。(昨日10月16日 の投稿)
こりゃたまげた!✨💦 pic.twitter.com/TzGllkUhWF
— 翔 -ALONG THE ROAD since 2017- (@ShogoHamada2002) October 16, 2021
職業作詞家 松本隆×ポップなアルバムを作ろうとした浜田省吾の奇跡のコラボ曲「ラブ・トレイン」は、2018年秋に行われた浜田省吾オフィシャルファンクラブコンサートのテーマ “Welcome back to The 70’s” と連動したメモリアルシングルとして、2018年9月26日に発売された。
「The J.S. Inspirations」の演奏により2018年の浜田省吾サウンドで蘇った「ラブ・トレイン」。オリジナルの発売から40年の時を経て歌われた「ラブ・トレイン」は、ステージ映えする華やかな楽曲となり、何の違和感もなく受け入れることが出来た。
すぐれた作品は、色褪せることがない。というけれど、ここまで魅力的な作品だったのかと。ある意味、衝撃的だった。浜田省吾と共に歩み、この楽曲に出会えたこと。そして、コンサートで聴くことが出来たのは、ものすごく幸せだったのではないか。そう改めて感じた。
Shogo Hamada & The J.S. Inspirations Love Train (Fan Club Concert 2018 / Short Version)
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帯には、こう書かれている。
せつなくも胸おどるメロディと詩の世界。
浜田省吾セカンド・アルバム。
冒頭で紹介した文章とは異なり、おとなしい感じがする。
ポップ・スターは置いておいて、
文句なしにゴキゲン!
という一言が、テンション上がっていい。ここは残してもらいたかった。。。
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