「ラスカルの話をしていました」。スケートボード女子ストリートで金メダルを獲得した西矢椛さんが、競技後のインタビューでこう語った。
同じ種目に出場していた中山楓奈選手と「何を話していましたか」との質問に対しての答え。その言葉がニュースで話題になっている。
ラスカル。そう聞いて思いだすのは、アニメ「あらいぐまラスカル」。わたし自身、アニメ「あらいぐまラスカル」しか知らない。ということがあるけれど。
西矢椛さんは、13歳。「ラスカルの話をしていました」と話したということで、そう思ってしまうというのも無理はない。それで、「かわいいなー」とか思ったりした。ラスカル公式アカウントも祝福!
西矢選手、中山選手、スケートボード🛹女子ストリートでのメダル🥇🥉獲得おめでとうございますミャ~🎵(◆'ᗜ'◆)/🎌#西矢椛 #中山楓奈 #スケートボード #女子ストリート #Tokyo2020 #ラスカル pic.twitter.com/onTENOGylE
— ラスカル(公式)🌽 (@Rascal_tweet) July 26, 2021
しかし。である。
「(競技中)何聴いているの?」「ラスカルの曲を聴いてるよ」「それって、どんな歌?」という会話だったとか。
「ラスカルの話をしていました」ではなく「ラスカルの曲を聴いてるよ」であれば、めっちゃイメージ変わるよな。
アニメ「あらいぐまラスカル」の話をしていたのかと思ったけれど。アニメ「あらいぐまラスカル」の曲を聴いているというのはしっくりこない。
実は、ロンドン出身のヒップホップ歌手のディジーラスカルではないか。そんな記事を目にした。
世間の人「ラスカルか〜、言うてまだ13歳やもんな〜かわいらしいな〜🥰」
もみじちゃん「ディジーラスカルっす」
ぼく「最高」 pic.twitter.com/SAbF6TE7NM
— シンペー🦍 (@suqwon) July 26, 2021
やべー。かっけー。そんな言葉しか思い浮かばない。13歳にしてヒップホップを聴いているなんて。考えてみれば、ストリート競技をしていれば珍しいことではないかも知れない。
両親、兄弟、競技をしている仲間の影響で聞き始めた。ぜんぜんアリ。
と思っていたら。。。
西矢選手「ラスカルの話してました。」
視聴者「あらいぐまラスカル!?」
「この歳でそんなわけないだろ!ディジーラスカルだよ!」
中山選手「あらいぐまのラスカルです」
このくだり好き。— Sakiko (@saki_ko) July 26, 2021
そうですか。ま、どっちでもいいっす。西矢椛選手、金メダルおめでとうございました。
浜田省吾は、13歳で呉市に引越し、高校卒業まで暮らした。その時にFEN岩国を知り、ビートルズ、ボブ・ディラン、ヤング・ラスカルズ、ビーチボーイズ、モータウンサウンド、メンフィス・サウンドを好んで聴いていたという。
映像作品『ON THE ROAD “FILMS”』のオープニング曲「A PLACE IN THE SUN 」は、ヤング・ラスカルズ・バージョンだ。
「A PLACE IN THE SUN 」は、浜田省吾が16歳の時に初めて人前で歌った曲でもある。
スケボー選手の話してたラスカルの曲の話は結局あらいぐまラスカルのことで確定か。
大穴でGroovin'のラスカルズに賭けてたワイ敗北。— ただの人間まがい (@ninretsu) July 26, 2021
だよね。
アニメ「あらいぐまラスカル」。
ロンドン出身のヒップホップ歌手のディジーラスカル。
浜田省吾が好んで聴いていたヤング・ラスカルズ。
西矢椛選手の語った「ラスカル」は、どれなのだろうか。落ちついたら、じっくりと話を聞いてみたいっす。
今日は、スケボー解説の“瀬尻節”を交えて「ラスカル」というキーワードでお届けしました。そんなイメージで読んでいただけたら幸いです。
追記
スケボー西矢&中山の「ラスカル」は「あらいぐまラスカル」だった 生放送で明かす
デイリースポーツ中山楓奈選手が聴いているのはラスカルの歌。
「はい。なんか調べてたら出てきて、良いなと思ったから聞いてます」と「あらいぐまラスカル」のオープニング曲「ロックリバーへ」であると語った。スケボー西矢&中山の「ラスカル」は「あらいぐまラスカル」だった 生放送で明かす/デイリースポーツ onlineスケートボートのストリート女子で金メダルを獲得した西矢椛(13)と銅メダルを獲得した中山楓奈(16)が27日、テレビ朝日...
つまり。西矢椛選手は、「ラスカル」を聴いているわけではない。中山選手と「ラスカル」の話をしていたというオチである。しかも、アニメ「あらいぐまラスカル」を知っていたわけではなく、調べたら出てきて、良いなと思ったと。
もし。興味があったら、ラスカルズの曲を。ラスカルズの曲をカバーした浜田省吾の歌う「A PLACE IN THE SUN 」を聴いてもらえたらと願う。
今後、悩んだり、落ち込んだ時、「A PLACE IN THE SUN 」は救ってくれるはず。
A PLACE IN THE SUN
- 日本語訳「陽のあたる場所」-
一本の長くて孤独な川のように
僕は夢に向かって走りつづけている
立ち止まらずに 先へと進んでいる
一本の樹の小さな枝のように
僕は自由を求めて手を伸ばし続けている
もっと先へと あきらめないで
古くて埃まみれの道のように
僕は重荷にうんざりしている
でもどんどん行くんだ もっと先まで
くたびれて問題だらけの、この地球のように
生まれてからずっと僕は転がりっぱなしさ
ぐるぐる回れ 止まっちゃいけない
だって陽のあたる場所はかならずあるから
そいつは誰にでも希望がある場所で
僕の貧しく不安な心も追っ掛けるべき場所なんだ
そうさ、陽のあたる場所はかならずある
命がつきてしまう前に
陽のあたる場所を見付けなくてはいけないよ
※浜田省吾が1996年にリリースしたアルバム「Road Out“Tracks”」で「A PLACE IN THE SUN 」をカバーしたときの歌詞です
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