聞き覚えのある曲が流れていた。
「翼をください」のメロディ。歌は、英語で歌われていた。
2021年7月23日、東京オリンピック開会式での出来事。
紙飛行機のような鳩が、空中を舞っている時のことだった。
東京オリンピックで「翼をください」が流れるとは思いもしなかった。
スコットランド人歌手のスーザン・ボイルが歌ったものだとわかった。
まだ若かった頃。
あれは俺16 にも満たなかった時のことだ。わたしは、意識したことも 想ったこともないクラスメイトから、なにかにつけ声をかけてくる異性のクラスメイトがいた。
ある時、下敷きを忘れた時のことだ。クラスメイトが下敷きを貸してくれるという。透明の下敷きの中に「翼をください」の手書きの歌詞が入っていた。
何も気にすることもなく下敷きを使い、返したのだけれど。クラスメイトは、どういう気持ちで「翼をください」の歌詞を下敷きに入れていたのだろう。
何かに縛られ、自由になりたかったのだろうか。それとも、わたしに対する何かのメッセージだったのか。謎のまま、それぞれの進路へ進んだ。
あれから、もうすぐ40年になる。そのクラスメイトは、進学校に進んだ。その後、どんな人生を送っているだろう。少し気になった。
久しぶりに、甘酸っぱい思い出を思いだした。
浜田省吾の楽曲で「翼」という言葉が使われているものがいくつかある。
・MIDNIGHT FLIGHT -ひとりぼっちのクリスマス・イブ-
・悲しみの岸辺
・誰かどこかで
・街角の天使
・夢のつづき
・悪い夢
飛行機の「翼」を意味しているもの。
心や気持ちを表しているもの。
「翼をください」と同じような意味で使われている楽曲を考えてみた。
翼が欲しい。そのような自分の願いではなく、我が娘の成長を やさしく見守っている親の目線で書かれている「夢のつづき」。
空高く 飛び立ってく娘
美しく翼ひろげる君の幸せ深く祈ってる
夢のつづき 歌詞
「夢のつづき」は、、東映映画『アゲイン 28年目の甲子園』主題歌に起用された。あの時に果たせなかった夢のつづき。そのようなストーリーだったように思う。
東京オリンピックでも、過去にメダルを獲得できなかった人の夢のつづき。自分の夢のつづきであるメダル獲得を目指す選手もいることだろう。日本人だけでなく、全世界の選手達にエールを送りたい。
夢のつづき [Album Version] (Music Video / Short Version)
「夢のつづき」。柔道家だった父親の成し遂げられなかった夢を娘が叶えたダリア・ビロディド選手。おめでとう!
ダリア・ビロディド選手
ウクライナ女子柔道初のメダルで
柔道家だった父親の成し遂げられなかった夢を娘が叶えるって最高の親孝行だな柔道家でもありモデルでもあるギャップもすごい pic.twitter.com/CdmvG1qzvd
— ぽにょ (@ponyo2022) July 24, 2021
身長172cm、体重48kg。
ウクライナのオリンピック代表のビロディっド選手。
種目が柔道だって誰が想像できる??#東京2020オリンピック #東京2020#柔道 #柔道女子48キロ級 pic.twitter.com/KO2YQYReb8— puyoko (@puyoko29) July 24, 2021
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