先週の金曜日、9月3日の朝。時計の針が止まっていることに気がついた。二人出逢った夜に、永遠の一秒前に止めたわけではなく。ただの電池の寿命だけれど。
コロナ禍、腕時計の電池交換すらままならない。数年おきに利用しているお店は、9月2日にコロナ感染者の報告がされていた。8月31日に2回目のワクチンを接種したばかりで、そんな場所に行く気にはなれず。
どこで電池交換しようか。どうやって交換しようか。あれこれ考えて、所要で出掛ける場所の駅前にある店にお願いすることにした。
場所は、中目黒。中目黒を訪れたのは、いつ以来か思いだせないほど。東横線の高架下にはお店が並び、駅前のお店も ずいぶんと変わっていた。
今日は、いつもと趣向を変えて、画像を何枚か掲載しようと思う。
MHL
お値段以上 ニトリ
焼肉チェーン店 叙々苑
そして。今日のお気に入りの1枚。
青空が広がり、左側のビルには青空が映っている。時間を止めてしまいたい瞬間だった。
青空が本当に気持ちよくて、嫌なことを すべて忘れさせてくれた。この気持ち、すごく久しぶりだ。
いつの日か、長い坂道の上に広がる青空が見える時が来たなら、その青空をずっと見ていたい。そして、時計の針を止めてしまいたい。そう感じるはずだ。
ただ、ひたすら続く静寂の中で、涙が とめどなく溢れるかも知れない。その涙は、闘いが終わった、闘いに勝ったうれし涙。そして、もう二度と同じことが行ないよう祈りたい。
新型コロナウイルスとは、いったい何だったのか。自然に発生したものなのか。それとも、人為的に発生したものなのか。未だにわかっていない。これから、わかることはないかも知れない。
わかっているのは、とんでもないものが発生したこと。そして、そのウイルスによって、全世界の人々が今までと まったく異なる生活環境を強いられ、当たり前にしてきたことが当たり前に出来なくなった。
数えきれないほどの死者。収入が激減して倒産した会社。活動出来なくなったスポーツ選手やアーティスト。また、それに関わる人々。とんでもない程の影響がある。まだ終わってはいない。闘いは続くのだ。
今さら発生源が特定され、誰かが謝ったとしても、失われたものや失われた時間は戻っては来ない。あの頃に時間を巻き戻すことは出来ない。
これから、どう生きていくべきか考えてみる。
止まっていた時計は動き出した。そっと時計をバッグにしまい、どこまでも歩こう。長い坂道の上に広がる青空が見えるまで。
10年前、渋谷陽一の「社長はつらいよ」に掲載された画像。浜田省吾が「これがいいんだ」と時計を持ってポーズを決めている。なぜ、これがいいと思ったのか。謎は解明されていない。
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