先日、Adoの1stアルバム「狂言」オリコン週間アルバムランキング1位獲得とテレビの芸能ニュースが伝えていた。
7日付「オリコン週間アルバムランキング」で1位を獲得した。女性ソロの1stアルバムでの1位獲得は11年のmiwa以来、10年10カ月ぶりで、初週売り上げ10万枚超えも08年のSuperfly以来、13年8カ月ぶり。
Adoの1stアルバム「狂言」オリコン週間アルバムランキング1位獲得 – 音楽 : 日刊スポーツ
宇多田ヒカルの「BADモード」を2位に追いやっての1位獲得。これは、ものすごいことだなと感じた。人気、勢い。留まることを知らない。
この勢いは、いつまで続くのだろうかと。こういった現象は、今回のAdoだけではない。YOASOBIしかり。共通のキーワードは、「ボーカロイド」だろうか。
近年は目立った活動をしていない米津玄師。彼もまた、ボカロP・ハチとして活躍していた。初音ミクも、長きに渡り人気が衰えることはない。
ボーカロイドがどうとか、なぜボーカロイドは若者に人気があるのかとか語るつもりはない。ただ、人気があるなと。
正直なところ、大物アーティストがボーカロイドに負けてしまう現象を悔しく思い、また、残念で仕方がない。ボーカロイドを受け入れることが出来ないのは、頭が固いからなのかも知れぬ。考え方が、古いのだろう。
大物アーティストがボーカロイドに勝てないといっても、それは音楽のことではない。わたしには、大物アーティストの作品の方が はるかに心を打つ。
アーティストのボーカル。ミュージシャンの演奏。それらの魅力を引き出すアレンジャー。それは、プロの仕事。もっと言うならば、作詞家や作曲家も重要な役割を担う。
そんなプロが作った音楽が、ボーカロイドよりも人気がないなんて。。。
考えてみれば、アニメの主題歌も若者に大人気だ。じゃあ、大物アーティストが人気アニメの主題歌を歌えば爆発的な大ヒットとなるのかといえば、そうとも言えない。どういうことなんだろう。
ボカロPの興味深い記事
「ブームが去っても嘆かない」ボカロP・てにをはインタビュー 創作への執着と達観
音楽という意味では、ユーミンさん(松任谷由実)や浜田省吾さんなど、そして親が聞いていたフォークソングが原体験ですね。ギターを教えてくれたおじさんもフォーク世代でした。
それらのアーティストからは音楽性でも影響を受けていて、音楽性はそのときどきで変わってもいいんだと。
ボカロPも人の子。親が聞いていた音楽、自分が好んで聞いていたアーティストの音楽性の影響を受けているのだ。聞いてみれば、ユーミンや浜田省吾を感じる部分があるのかも知れぬ。
Spotifyでのデータ
参考までに、Spotifyでのデータを調べてみた。
2022年2月6日現在
浜田省吾
今月のリスナー 130,128 人
人気曲:もうひとつの土曜日(live/2011) 3,040,493 回
米津玄師
今月のリスナー 3,045,662 人
人気曲:ピースサイン 129,585,324 回
宇多田ヒカル
今月のリスナー 3,154,229 人
Face My Fears(Japanese Version) 57,070,590 回
YOASOBI
今月のリスナー 5,403,083 人
人気曲:夜に駆ける 289,837,547 回
Ado
今月のリスナー 2,367,852 人
人気曲:踊 52,990941 回
その差は歴然である。スピッツ、サザンオールスターズなども調べてみたが、到底かなわない。実際、手持ちのCD等をリッピングして聞いている場合もあるわけだけれど。
これは、あくまでもSpotifyというストリーミングを利用したリスナーや回数だけである。
CDが売れなくなったという言葉を聞くが、若者は高音質のCDでは必要なく、手軽に聞けるストリーミングを好んでいるからなのだろう。ストリーミングだけではなく、YouTUbeもしかりである。それらで、満たされているに違いない。
また、わたしが心配していること。コロナ禍でアーティストの音楽活動に大きな支障が生じている。これが、あと何年も続くのであれば、脂の乗った年齢は過ぎてしまうアーティストが多いのではないかということ。
浜田省吾は「今こそがキャリアのピーク」と言うが、それは永遠ではない。今年の誕生日には、70歳を迎える。体力的にも、徐々に厳しくなるのは当然だろう。
さいごに
コロナ禍で自身のキャリアを終えようとしているアーティスト達。吉田拓郎、中島みゆき、高橋真梨子などなど。どのような心境なのだろう。盛大に一花咲かせるようなイベントを行うことが難しいことから、寂しさを感じるだろうなと。
ただ、完全に音楽から離れるということではない。コンサートツアーからリタイアしても、音楽人生は続く。海外のメジャーアーティストが全楽曲の原盤権を売却する動きがあるが、日本ではどうなのだろう。
原盤権が売却されれば、それまでより楽曲に触れる機会が増えるともいうけれど。過去の未公開音源や未公開映像を、ビジネスとして公にする動きはあるのだろうか。
全盛期を過ぎ、フェードアウトしていくアーティストの未公開音源や未公開映像を買い求めること。一部の熱狂的なファンだけに限定されるのか、それとも、過去にファンであって離れていた人の購買意欲を刺激するだろうか。
未公開音源や未公開映像は魅力的だけれど、なんかさみしさを感じてしまうような 複雑な気持ちになるよね。
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