「声は出せなくても、やっぱりみんながいるっていいよね。客席の熱気でライブの感覚が戻ってきました。」
THE ALFEEの高見沢は、日本武道館でのコンサートで会場のファンに話しかけた姿が今朝の芸能ニュースで流れていた。
コロナ禍の中、観客を入れた形でのライブは約2年ぶり。日本武道館での公演としては3年ぶりだったという。万全な感染症対策のもと、12月23日、24日の各日約5000人のファンがコンサートに訪れた。
声を出せないこと
声をだせないこと。これほど、コンサートに参加している人にとってツラいことはないと思う。一緒に歌い、笑い、声援を送ることができない。
そんな状況の中で、コンサートを心から楽しむことが出来るのか。終演後、余韻に浸ることが出来るのだろうかと思う。
頭ではそう思っていても、心が、体が求めているだよね。間違いなく。その気持ちも、よーくわかる。
会いたくて会いたくて仕方ないのに、会うことが出来ない。どんなことがあっても、どうなっても、一瞬だけでも会いたい。
そんな感情なんだろうなと。
会えるなら、どんなこともする。会えるなら、どんなことでも我慢する。
THE ALFEEのコンサートに参加しているオーディエンスは、必死に、これでもかってくらい一生懸命ピンク色のペンライトを振っていた。そうすることで、自分たちの感情を伝えているのだ。
ある時は拍手で、ある時はペンライトで。
ステージ上のアーティストは
ステージ上のアーティストは、観客がいること。
観客が拍手してくれていること。観客が、ライトを動かしていること。
それを見て、空気を感じて、演奏をするのだろう。コロナが発生するまでとは、まったく違うことを感じながら。
アスリートは、観客に応援されることで運動量が上がるという。それと同じように、アーティストも、テンションが上がり、出来る限りのプレイを魅せるのだろう。
この光景は、なんだろう。
本当に、これがコンサートと呼べるのか。コンサートと呼んでいいのか。そう言いたいくらいに違和感がありすぎる。だけど、コロナ禍では仕方のないことだと受け入れるしかない現実が、なんとも悲しい。
再現ライブはどうなる?
2022年1月6日、7日に開催予定の浜田省吾 ON THE ROAD 2022 Live at 日本武道館まで、あと10日となった。
無事に開催されるのか。
観客は、どれくらいになるのか。
浜田省吾が、どんなステージを魅せてくれるのか。
プラチナチケットを手にした幸運な人は、楽しみにしていることだろう。
浜田省吾は、その時を、ステージ上がる瞬間を、静かに待っている。
人事を尽くして天命を待つ。
こんな諺を、2021年の浜田省吾ファンクラブ会員限定イベントの時に語っていた。あの日から40年の節目となる、メモリアルライブ。セットリストは40年前と同じもの。
浜田省吾本人も状況はどうであれ、再現ライブを楽しみにしているはず。1曲1曲、演奏に集中して、時には40年前を振り返り、時には現在を思い、時には未来を想像して、出来る限りのプレイを魅せてくれるはず。。
さいごに
いつ、コロナが発生する以前のスタイルに戻るのだろうか。
誰もわからない。
神のみぞ知る。ことなのか。
その答えは風に吹かれているのならば、風を見つける旅に出なくては。
2021年は、風が見つかることを祈っている。
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