こんな風にあっけなく終わる一日
浜田省吾の「青の時間」の1フレーズ。
短いようで長い、長いようで短い一日。
それを繰り返して一週間が過ぎていく。
浜田省吾の映像作品「ON THE ROAD 2022 LIVE at 武道館」が発売されてから一週間が過ぎた。
オリコンの週間ランキングを見ると、
・2位 DVD 推定売上枚数:13,721枚
・4位 Blue-ray 推定売上枚数:13,721枚
であった。
映像作品「ON THE ROAD 2022 LIVE at 武道館」と同日に発売された「Johnny’s Festival ~Thank you 2021 Hello 2022~」は、約10倍の24万枚超。
改めて、その人気の高さを感じた。
ランキングがすべてではない。
とは言え、やはり気になる。一位を獲得出来なかったのは残念だけれど、内容は充実したものだった。
冒頭のシーン
発表された収録曲を見た時に、「あれ?」と思った方はどれくらいいただろう。
浜田省吾公式ファンクラブ会員限定ネット配信での冒頭に流れた曲が書かれていないため、「入ってますように」という思いで購入した方は多かったに違いない。
イントロダクションは、浜田省吾公式ファンクラブ会員限定ネット配信と同様。
コンサート当日の写真や過去の写真が映し出され、浜田省吾の弾き語り「IN MY LIFE」が収録されている。
MC
驚いたのは、MCの多さ。
浜田省吾公式ファンクラブ会員限定ネット配信ではカットされていたと思われるMCが収録されていた。
個人的には、ノーカットではないか。
そう思うくらいに。
過去の映像作品で、ここまで収録されていたことはなかったように思う。
あの日行われたコンサートが、参加することが出来なかった多くの人が楽しめるように編集されている。
まるで、自分がコンサートに参加しているような感覚で楽しむことが出来た。
休憩中に流れたBGM
「ON THE ROAD 2022 LIVE at 武道館」では、換気の為、休憩中に1982年当時の映像がBGMと共に流れた。
それまでもが収録されている。
BGMの時には、1982年当時の写真。。。
若かりし頃の浜田省吾の姿。
もう、涙物だ。
最高。
としか言いようがない。
収録曲
再現ライブ「Shogo Hamada / 40th Anniversary ON THE ROAD 2022 LIVE at 武道館」が開催されなければ、映像作品「ON THE ROAD 2022 LIVE at 武道館」が発売されなければ、今後聴くことはないだろうと思われる多くの曲を聴くことが出来た喜び。
この時代に生きていてよかった。と思った瞬間であった。
40年前に演奏された曲は、新しいバンドメンバーと新しい音で生まれ変わった。
生まれ変わった曲は、まったく違和感を感じさせず、色褪せることがない。
むしろ、その曲を聴いて感動した。
さいごに
浜田省吾のコンサートの定番曲と言える「HELLO ROCK & ROLL CITY」「MONEY」「J.BOY」などが演奏されていない。
そんなセットリストは、逆に新鮮だったし、全然アリだった。
悪くない。
ではなく、ものすごく充実していた。
それは、当たり前のことではないから、新鮮に感じられたせいなのかも知れないけれど。
時には、こんなセットリストもいいな。
という可能性を感じさせてくれた。
「みんなの、熱気を、俺のアルバムに刻み込んで欲しいと思っています」
40年前の武道館公演で演奏された「土曜の夜と日曜の朝」で、浜田省吾は、こんな風に話しかける。
40年後に行われた再現ライブは、コロナ禍でオーディエンスは声援や一緒に歌うことに制限があった。
それでも、コンサートの熱気は刻み込まれていた。
声が出せないから。
それぞれが、今までのコンサートに参加した時以上に大きなアクションで浜田省吾に、それぞれの想いを伝えていた。
数年後、もう一度、映像作品「ON THE ROAD 2022 LIVE at 武道館」を見た時、あの日のコンサートは、こうだったんだね。
と、懐かしく振り返る日は来るだろうか。
そう思える日が来るまで、浜田省吾にはステージに立っていてもらいたい。
そう願わずにはいられない。
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